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有機の里・大阪府岸和田市塔原で
農の楽しさを味わいませんか?

第13回 2011/8/26 「ノア畑」生き物観察会

 8月26日(金)は午前中は畑仕事を行い、
午後からはきしわだ自然資料館の学芸員平田慎一郎さんをお招きし、
草地や畑、田んぼに棲む生き物観察会を行いました。

天候に恵まれ、平田先生を含む大人21名、お子さん12名が参加、
ノア畑に大勢の人が集まる賑やかで楽しい催しになりました。

午前中の収穫の様子

 

午前中はみんなで畑の野菜を収穫。

 

採れたて野菜のバーベキュー

 

採れた野菜をその場でバーベキュー。

とてもおいしい!

 


いよいよお待ちかねの生き物観察会

きしわだ自然資料館の博士(農学)学芸員
平田 慎一郎さん

 

観察会の冒頭、平田さんからきしわだ自然資料館の紹介がありました。
岸和田の身近な自然を紹介する施設で、
岸和田で発見された「キシワダワニ」の化石が目玉展示です。
9月からは新しい展示を増やすそうです。機会があれば是非訪れてみてください。

話の途中、子どもたちの目は平田さんの持つ虫取り網に集中しています。
平田さんがもつ捕虫網は、子どもたちが持っているものとは全く違い、
プロが持つ本格仕様のもの。アルミ製の伸縮できる竿に、
輪の部分が折り畳めるネットが付いています。
小さく畳んで持ち運びしやすく、バネ式になっていて、
使う時にはびょんと拡げることができます。

「小さく持ち運びやすいようにできてはいても、
やはり重量はそこそこありますので
小さなお子さんには使えないと思います。
でも使ってみたい方はおっしゃってください。」とのことでした。


毒虫などの注意をしたあと、自由に虫取りとなりました。
子どもたちは、観察会が始まる前から、
虫取り網をもってあちらこちらと走り回って大はしゃぎしていましたので、
すでに虫かごに数匹の虫が入っている子もいましたが、
最初は畑周辺の草地で虫取り開始となりました。

 



最初に目についたのは、頭の上をゆうゆうと飛び回るトンボの大群です。
夏の気候ですのでまだ赤くはなく黄色いトンボばかりです。
「あぁ、これは赤とんぼだな」と思っていたのですが、
平田さんによれば俗に「赤とんぼ」と呼ばれるアカネ属(アキアカネ属)は
日本では20種類近くいるそうです。
アキアカネ、タイリクアキアカネ、タイリクアカネなどが多いそうですが、
アカネ属は専門家でないと見分けることがなかなか難しい虫だそうです。
子どもたちが捕った赤とんぼを何匹か、「これは珍しい種類のアカネかもしれないので」と
おっしゃって三角紙に入れて持って帰られました。

※追記
後日、ご連絡をいただきました。
残念ながら、珍しい種類のものではなかったようです。
赤みが強く、翅が少しかけていた為、別の種類かと思われたそうですが、
図鑑で調べるとウスバキトンボという普通種だったそうです。
大発見にはならず、残念。
 


草地に立ち入れば、そこここから虫が飛び立ちます。
追いかけて網をかぶせて捕ってみると、普段都会ではみたことも無いような大きなバッタ!
平田先生に教えて頂いたところ、ノア畑で見られる大きなバッタは、
トノサマバッタ、クルマバッタ、クルマバッタモドキの3種類の可能性が高いということでした。
クルマバッタとクルマバッタモドキは飛んだ時に、ハネに丸い車輪状の模様が見られ、
トノサマバッタはそれがないことから区別ができます。
ちなみにノア畑にはハネに車輪模様が出るバッタが多いようでした。

子どもたちはそれぞれに、虫を捕まえてはお母さんに見せたり、
平田さんのところに行って教えてもらったり。
大人も平田さんのお話を興味深げに聞いていました。
草地での虫取りが一段落すると今度は田んぼの方に移動しました。
田んぼでは丁度稲がかわいらしい花をつけていました。
カメムシやバッタ、水の中にはカエルやオタマジャクシがいましたが、
田んぼは立ち入る事ができないため、畦から観察しました。

隣の畑にはケイトウやヒャクニチソウが咲き、
そこにモンキチョウやバタバタと素早く飛び回るイチモンジセセリなどが来ていました。
畑には大きな虫はあまりおらず、小さな虫ばかりでしたが、
それでも子どもたちはしばらくはおもしろそうに眺めていました。

 


一通り観察したあと、観察会は終了となりました。
終わりに際して、平田さんから、「虫は子どもたちの興味をひきやすく、
大きくなるに従ってその興味は薄れる傾向にありますが、
それでも小さい時に虫を捕ったり遊んだりすることが、
後々自然へ関心と興味に繋がり、知識の基礎になってくれると思っています。」と
小さな子どもたちが虫取りをする意義についてのお話がありました。
平田さんのおっしゃるとおり、今日の観察会に参加した子どもたちは、
ノア畑のある塔原の景色を忘れないだろうなと思います。

 

生き物観察会

 

私も子どもたちと一緒に、とてもよい一日を過ごさせて頂きました。
ありがとうございました。

(センター小谷)


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