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社会活動

【縁農&交流会】西井ファーム(和歌山県)

場所と実施日

西井ファーム

2009年9月26日(土)


参加人数

23名(うちセンター社員7名)

作業終了後に全員で集合写真


【内容報告1】にんにくの植え付け&交流

今回の交流会は、遠方の生産者の方とのつながりの新しい可能性を感じさせるものとなりました。

 西井さんの縁農というと、近場の生産者の方のように参加者が集まらず、往復の時間がかかるため実際に作業ができる時間も短かったのですが、今回、より多くの方が楽に行けるようにということで、当初はセンターの車を出して、JR鳳駅前から分乗して現地に向かうという計画をたてました。ところが予想以上に多くの方の応募があり、センターで急きょマイクロバスを手配して、総勢23名(3歳のお子さん2人を含む)で西井ファームへ向かうことになりました。
 高速を使って、渋滞もなく、スムースに現地到着。お天気は秋晴れ、まさに縁農日和。私自身西井さんのところは初めて。従ってニンニクの植え付けも初めての作業でした。

 マルチで覆われた畑に、一畝当たり4列の小さな穴が開けてあり、そのひとつひとつにニンニクの一粒一粒を埋めこんでいきます。西井さんから植え方についての説明があり、丸のニンニクを粒にばらしていく人、畑に植えつけをする人、自然と分かれて作業がスタート。

にんにくの植え付け

 

植えるための種にんにくをばらしているところ


「どこまで植えたっけ?」「目印に穴に棒を立てておくといいよ」
「左手で穴を掘って右手でうめこむとやりやすいよ」
 あちこちでなごやかな会話が聞こえました。とはいえ、畝の間にしゃがんで、ゆっくり移動しながらの植え付け作業は、なれない者にはけっこうキツイ。そして丸ニンニクを一粒ずつに分けるという作業も思った以上に力のいるものでした。植える早さに粒ニンニクの用意が追いつかなくなり、後半は数名が西井さんのお母様とともにその専任に。3歳の子どもたちも粒ニンニクを畑へ運ぶ仕事をしっかり手伝ってくれました。そしてついに植えつけ完了!皆、ヤッター!という達成感でいっぱいになりました。

 作業の合い間には、西井さんのお父様に、ミツバチを襲う“肉食”スズメバチの怖いお話を聞いたり、お手製の捕獲器にかかった実物を見せていただいたり、びん入りハチミツが私たちの手元に届くまでいろんなご苦労があるのだと改めて実感しました。

西井保雄さんのみつばちのお話


 午後は、ニンニク畑から30分以上バスに揺られ、山越えをしてみかん畑の見学へ。こんなに広範囲に西井さんの畑やみかん山が点在しているとは!行き来するだけで大変そう。現地へ行って初めてわかることばかりです。
 みかん山はV字に切り取られた山合いに棚田のように段々と並んでいました。バスから降りて急勾配の坂を上がっていくとかなり上の方に西井さんのみかん畑がありました。今年は豊作だそうですが、雨が少ないため、少ししなびていて、カミキリムシなどの害虫被害も発生しているとのことでした。西井さんのみかん畑は雨だけが頼りだそうです。雨が降ればいいなぁと思っていると、今、これを書いている時間、和歌山には大雨洪水警報が発令中。みかんの木々もひと息ついたことでしょうか。
 みかん畑で合流して下さった奥様との交流の機会ももつことができ、この広いエリアで、ご家族力を合わせて多角的な農業経営をしておられる西井さんご一家の日常を駆け足で見せていただいた貴重な一日となりました。
 帰路はJR鳳駅に到着するまで2時間あまり、少し渋滞もありましたが、そこは貸し切りバス。みなさん車内でぐっすり。センターの皆さんともたっぷりお話することができ、有意義な一日でした。今回のバス利用のメリットを今後の縁農や会活動にいかせていけたらいいなと思います。
 

(報告1:愛農NOAH担当理事・谷口)

 


【内容報告2】にんにくの植え付け&交流

10時頃、海南東ICから一般道に出て10分ほど走り、作業をする畑(JAS有機認定ほ場)に到着。 本日の作業はにんにくの植え付けです。西井一雄さんから植え付けの説明を聞き、畝の両側から中央に向かってにんにくを一片ずつ植えていきます。数人のメンバーは、株(鱗茎)を割って小片に分けます。

植えつけ方を説明中


 畝は黒いマルチで全面覆われており、横方向に4つの穴(直径約2cm)が開けられています。それが一つ一つの畝(長さ約25m)の端から端まで幅約15cmの間隔で開けられています。この穴のところに、にんにくを植えていきます。
 にんにくの場合玉ねぎの苗と違って、畝に埋めてしまうと見えなくなるので「植えたか」、「まだ植えてなかったか」と迷いが生じるので注意と知恵が必要です。
 畝の一部には畑のすぐ横に生えている笹が侵入しています。なんとマルチの中に笹が蔓延っています。水田にすれば防除できるようですが、水が少ないためできません。そのため、西井さんの一部のにんにくは、収穫(来年6月)まで笹との戦いに明け暮れることになります。
 休憩中に、西井保雄さん(一雄さんのお父さま)が来られました。ミツバチの巣箱に入れる板状の巣と、スズメバチがミツバチの巣箱を偵察に来たときスズメバチを捕らえるための金網でできた虫篭状の物を持って来られ、ミツバチやスズメバチの生態などを詳しく話してくださいました。非常に興味深いおはなしでした。
 午前2時間、午後2時間でにんにくの植え付け作業は終了しました。一人で行うと1週間はかかるといわれる作業を、一日で終わらせることができてうれしく思いました。
 縁農のあと、みかん園を見学するためバスに乗り込み、国道424号線を山に向かって登りました。途中から九十九折りの道となり、国道にもかかわらず所々一車線に。バスがバックして道を譲ることもありました。
 標高400m近くの峠を越え、しばらく下り坂を走り小高い山の麓で下車。西井さんの軽四に先導していただいて、かなり急な山道を歩いて登ること約10分、西井さんのみかん園につきました。このみかん園もJAS有機認定ほ場です。

西井さんのみかん畑


 小高い山の中腹にある西井さんのみかん園は、見晴らしがよく眼前に更に高い山々が迫ります。園内は、クモを飼っているかのように巣が多くかけられ、安全な園であることを印象づけられます。ただ、カミキリムシ(天牛)の成虫がミカンの樹幹から脱出したときに開けられた穴(直径約1cm)が所々見られたり、スカシバ(透翅蛾)という蛾の幼虫が枝の樹皮下を食害した痕が残っています。そのため枯れるミカンの木は数多く、西井さんの園でも空いたところにミカンの苗を補植されていました。西井さんに限らず、仕入れ先のミカンの生産者は一様に被害に遭っており、補植の費用もばかになりません。
 ミカンは、摘果をしているということもあるのでしょうが玉数が少なく、また7月から8月に雨が降らなかったので玉太りも進んでいません。一般的には、今年のミカンは豊作といわれています(雨は降らないので、実は小さい)が、西井さんのみかん園は静かな雰囲気が漂っています。
 みかん園の説明の後、飲み物をいただき西井さんご夫妻にお礼を申し上げ、山を下りました。
 消費者、社員を対象に西井さんのみかん園の見学会を開いたのは、今回が初めてでした。生産者の作業を少しであってもお手伝いさせていただき、畑や果樹園の現状を見せていただくことは、提携をするものとしてとても大切であるということを、改めて感じさせられました。 

(報告2:センター・蛭沼)


生産者からのメッセージ

たくさんの方々が遠いところを来て植えてくださり、おかげでたくさん作業が進みました。ありがとうございました。
 昨日にんにくの植え付けの続きの作業をしに畑に行くと、もう気の早いにんにくが、ほんの数本ですが芽を出しかけていました。


(西井ファーム 西井一雄 10月3日)   


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