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大阪愛農食品センターでは、地元大阪や和歌山
を中心に、有機や愛農で繋がる全国の生産者さ
んの農産物を取り扱っています。自慢の生産者
さん達を紹介しています。



小谷寿一

紹介

 

主に出荷して頂いている農産物:みかん、晩柑類


生産者訪問記

 先祖代々、300年以上も農業を続けてきているという小谷家。名前をきいてピンとくる方も多いかと思いますが、全国愛農会を設立され、大阪愛農設立の立役者ともなった小谷純一先生のご子息です。寿一さんは農業の道には進まれず大阪で会社員をされておりましたが、定年前に帰農されました。すでに11年目、毎年会員の皆さまにお届けしている「清見オレンジ」は農業を始められてすぐに定植したものです。
 寿一さんは多くを語りませんが、お父様の小谷先生の跡を継ぐというのはたいへんなご苦労があったのではないかと思われます。「有機農業という高い理想ばかりを追うのは難しい、下手したらつぶれてしまう」ということを会社員のころから身にしみていらっしゃったようです。全国愛農会も大阪愛農も今があるのは、当時、もうけを考えず理想をかかげ尽力されてきた小谷先生や、別ページに紹介した西川満佐留さんたちがいらっしゃったからですが、さらにその支えをしてきたのは寿一さんであり、満重さんたちでした。定年をむかえ夫婦水入らずでゆっくり過ごす予定をされていたようですが、会社員のころよりも忙しいと苦笑しておられます。
 というのは、除草と水やりにかなりの手間ひまがかかるということです。寿一さんのみかん園は、雄大な紀ノ川の中洲にあります。砂地で水はけがいいために、灌水をしてもすぐに吸い込んでしまいます。そのため消防用に近い布でできた太い径のホースで水やりをするのですが、8月の暑いときなどは週に2回行うそうです。たいへんな重労働です。また除草はとくに夏は一ヶ月に1回しますが、みかん園と清見オレンジ園の2箇所があるので、ひとつ目のほ場の草刈りを終えふたつ目の草刈りもやっと終えたと思ったら、またひとつ目のほ場の草が伸びているという状態だそうです。乗用の草刈り機があれば楽なのでしょうが、園はまっ平らではないため使うことができず手間ひまがかかります。
 この地域ではみかん農家はもう寿一さんだけとなりました。ほかの生産者からも聞く話ですが、かつてみかんの暴落の時期があったり、そうでなくても農業は手間ひまがかかるのに夢や楽しみが感じられないために、企業に土地を貸すか放棄地にする方が増えているそうです。
 今年68歳とのことですが、まだまだこれからも私たちのために有機みかんを提供してくださいます。寿一さんがこまめに手入れをしてくださったためか、今年のみかんは味が濃く、酸味も適度にありますが甘味が十分のっています。


(2009/11/10 センター杉本・蛭沼)
 


みかんの栽培方法

有機JAS許可資材農薬3回のみ/草刈り機による除草/肥料は鶏糞灰とゴマ油かす

 


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