ホーム > オーガニックライフを楽しむ > 産地・生産者情報 >関本農園

大阪愛農食品センターでは、地元大阪や和歌山
を中心に、有機や愛農で繋がる全国の生産者さ
んの農産物を取り扱っています。自慢の生産者
さん達を紹介しています。



関本農園

紹介

(左)息子さんの貴則さん (中)喜代子さん (右)俊彦さん

 

主に出荷して頂いている農産物:平核無柿、富有柿、みかん、キウイ


交流会報告/2009年11月28日

 2009年11月28日、和歌山の関本農園さんへ行ってきました。消費者5名、センター5名の計10名。そのうちお子さんが3名でした。関本貴則さんのお子さんもいっしょに農園に行きましたのでとてもにぎやかで、和気あいあいとした一日でした。

 「せっかくだから・・・・・・圃場見学も、トークタイムも、収穫体験もいろいろと盛り込んじゃおうか」と事前に関本貴則さんと打ち合わせをしていました。参加される消費者の方とも相談して、B品にもならない果物の試食もしながら収穫も楽しんじゃおう、ということになりました。そもそも消費者の皆様にできるだけ生産地に行ってほしいなぁということで組んだ企画です。巷ではやりの「食べ放題ツアー」なら来てくれるかな?と思って企画してみたので、少ないけど来てくださる方が楽しめるように当日を過ごすことにしました。

 その日は関本貴則さんのお父様である俊彦さんと、お母様である喜代子さんもご一緒でした。まずは一番小さいキウイ園とその続きにある柿園を案内していただきました。私たちのためにこの場所のキウイだけは収穫しないでおいてくださっていました。「こういう風に指でとるんだよ。簡単にとれるでしょう?」「二丁拳銃みたいですね」「取り残しがないようにね」「その頭の上、残ってるよ」お互いに声を掛け合い、また関本さんがここでキウイの栽培をはじめた経緯などもお聞きしながら、収穫体験を楽しみました。

                                                 俊彦さん
 

 「これ、食べてみ」と俊彦さんから差し出されたキウイ。家では包丁で皮を削いで輪切りにしてから食べますが、園では違いました。縦半分に手で割って、大口開けて食べるのです。少し熟していたのでそれほど酸っぱくなくおいしくて何個もいただいてしまいました。子どもたちも「キウイ、キウイ」とせがむほど。1時間ちょっとでとりおえました。なんでもキウイを植えようと思ったのは、除草作業をしなくてもいいのではないかということからだったそうです。栽培をはじめたのは1973年。当時、日本でキウイをつくっている人はほとんどなく、ニュージーランドから苗を取り寄せてつくり始めたそうです。剪定がいちばん大変だとおっしゃっていました。関本さんのキウイはけっして小さいとは思いませんが、一般に販売されているキウイはかなり大きめです。それはホルモン剤をかけて大きくしているそうですが、木が弱るし病気もでる、キウイそのものも腐りやすくなるということで、関本さんはいっさいそのようなことはせず、有機栽培をつづけていらっしゃいます。

                                                貴則さん


 つづいて、キウイ園の上にある柿園へ。かなりの高台にあることがわかりました。少し上に登って行き後ろを振り返ると、目の前に雄大な紀ノ川が広がっていました。こんな景色のいい場所で毎日仕事をされているんだなと感動もし、いっぽうで折れやすい木である柿の収穫作業では危険との隣り合わせであることを思わされました。柿の木は古いもので50年、新しくて10年はたっているそうです。

                                                柿園にて


                         みかん園のすぐ上にある高台からの見晴らし


 みかん園はまた別の場所にあります。関本さんのところは朝から陽があたり、日照時間が長いため甘く良質なみかんができる環境にあります。お昼を食べた後はさっそく収穫を体験させていただきました。どういうみかんは商品としてダメでそれはどうして起こるのか、そんな説明もしていただきながらすすめました。ひとつは霜あたり。腐りやすいそうで、そういったみかんはみんなで試食。その味の濃さといったら!そして酸味と甘味のバランスのよさ。そしてびっくりするのは表皮の綺麗さです。「それはなぁ、摘果を思い切ってしたからだよ。台風18号でかなり実と枝がすれてキズのあるみかんができた。そういったものとか、出来の悪いものを落としたんだよ。だからひとつひとつが大きいだろ?だけどなぁ、水和硫黄剤を使わずマシン油乳剤もたった一回の使用なのにこんなに綺麗なみかんができたのには驚いているけど・・・」(※1)。またこんなこともおっしゃっていました。「園で食べるのと、出荷した後で食べるのと味がぜんぜん違うんだよな。これが自分のみかんか?と疑ってしまうほど味が違う」。ぜひぜひ、皆さまには産地に行ってさらなるおいしさを実感してほしいと思ってしまいました。

                                       みかん園での収穫体験
 

(※1)水和硫黄剤、マシン油乳剤のいずれも、有機JAS許可資材です


 いま関本農園へ行く機会はなかなかありません。ご子息の貴則さんが後を継がれ、大きな力になっているということもあり、縁農などの活動がないということもあります。大阪愛農設立当時は、消費者の縁農活動も活発だったそうで、大阪から大勢の会員さんたちが来ては、広いキウイ園の収穫を数時間で終わらせたことなど喜代子さんから聞かせていただきました。

残念なことに、設立当初から関わりのある愛農生産者・関本さんご一家のことは消費者の皆さまに意外と知られていません。センターとしてももっとマメに、それぞれの生産者の紹介をしていく必要があると今回痛感しました。関本農園の柿は1月初めまで、みかんは1月半ばくらいまで、キウイは1月から出荷開始の予定です。
 


(報告:センター・杉本)
 


関連するページ


一覧に戻る




メールでのお問い合わせ
ページトップへ