
今回ご紹介するのは熊本県で有機のレンコンを栽培されている坂本邦雄さん。
レンコンの栽培は20年以上のキャリアを持つベテラン。
冬の間でも栽培できる野菜はなにか?と考え、レンコン栽培に行き着いたそうです。
有機れんこん
熊本県で有機のレンコンを栽培されている坂本邦雄さんを訪ねました。
熊本空港から南へ車で1時間と少しのところに、ご自宅と圃場があります。
山間地で平坦地とは条件が全くといっていいほど違い、
冬になるとレンコン畑の水は氷るようなところです。
訪ねたこの日も雨で足元が冷えたくらいでした。
そんな日でも、早朝からレンコン畑に胴長をはいて収穫に向かわれます。
「この時期はまだまだよかばってん。12月、1月はほんなこつ入りたくなかね。」 と、
本当に気持ちがこもった熊本弁でそう話してくれました。
冷え込むと氷がはって手で割りながら、レンコンがあるとこまで進むそうです。

赤いそり(収穫用)にレンコンがいっぱいになるまで収穫されます。

「今年は全体的に小ぶり。小ぶりな時は大変。時間が余計かかるけんね。」
笑いながら優 しい口調でそう話してくれました。
当たり前にレンコンを食べてしまっている私達にとって、坂本さんの苦労は
そこまで見えていませんでした。

根とりは手作業で。坂本さんの苦労が伺える一コマ。
訪ねた時間がちょうどお昼すぎ。坂本さんがお昼を用意してくれていました。
レンコンをすりおろし平たくして、焼くだけ。
つなぎもいれず味付けは塩だけ。 シンプルな調理法は、野菜そのもの味がします。
掘りたてはもっちもち。夢中で食べてしまいました。
何とも幸せな昼食をいただきました。
こんなにおいしいレンコンを育てる坂本さん。
しかしおいしさの裏側にこんな手間暇と苦労があったのかと驚きを感じ、
おいしさだけでなく、この苦労をみんなにお伝えしたいと思いました。
2011/11/18 センター 乾 竜介