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秋の味覚「梨」の豆知識

弥生時代から食べられていた梨

梨は、日本で栽培される果物の中でも歴史が古く、弥生時代にはすでに食べられていたそうです。また日本書紀にも栽培の記述が残っており、江戸時代には品種も増加しています。現在のような甘みが強く果肉のやわらかい梨は明治以降に品種改良されたものです。


梨の効用

ビタミンをほとんど含まず、栄養学的な価値はあまり高くありませんが、水分と食物繊維が比較的多く、便をやわらかくするソルビトール(糖アルコールの1種)を含んでいるので便秘予防に効果があります。また、高血圧予防に効果があるカリウム、利用作用のあるアスパラギン酸(アミノ酸の1種)、消化を助けるプロテアーゼ(タンパク質分解酵素)が含まれています。

その他にも、東洋医学では梨の絞り汁が咳止めに効果があるといわれています。

 


名前の由来あれこれ

梨の語源には諸説あり、江戸時代の学者新井白石は中心部ほど酸味が強いことから「中酸(なす)」が転じたものと述べています。
その他にも、
・果肉が白いことから「中白(なかしろ)」あるいは「色なし」
・風があると実らないため「風なし」
・「甘し(あまし)」
・「性白実(ねしろみ)」                   などなど。

また、梨という名前は「無し」に通じることから、これを嫌って家の庭に植えることを避けたり、「ありのみ(有りの実)」と呼ばれることもあります。しかし、逆に「無し」という意味を用いて、盗難に遭わぬよう家の建材に梨を用いて「何も無し」、鬼門の方角に梨を植えることで「鬼門無し」などと、縁起の良い利用法もあります。
 

■幸水
甘みが強く、酸味が少ない赤梨を代表する品種で、「早生幸蔵」と「菊水」との交配品種として1941年に誕生、両親から一文字づつとって1959年に命名されました。


■豊水
1954年に誕生、甘みや果汁が豊かという特徴から1972年に命名されました。両親については、「リ-14号」と「八雲」の交配種とされてきたもののはっきりとはわからず、2003年になってやっと、「幸水」とイ-33(「石井早生」×「二十世紀」)の交配種であると判明したそうです。


■二十世紀
二十世紀は、1888年に現在の松戸市で、当時13歳の松戸覚之助により、親類宅のゴミ捨て場に生えていたところを発見されました。松戸は「新太白」と名付けたましたが、1898年に渡瀬寅次郎によって、「来たる新世紀(二十世紀)における代表的品種になるであろう」との観測と願望を込めて新たに命名されました。その願い通り、現在では、和なし生産の13%を占める生産量第3位の品種となりました。ゴミ捨て場に偶然生えていたものが、こんなに有名になるなんて、ビックリですね!
一般には、ゴールド二十世紀という品種が多く出回っており、これは病気に強くなるように改良されたものですが、味が少し劣るとのことです。
 

■新高
新潟県の品種「天の川」と高知県の品種「今村秋」を交配してできた品種なので、新潟県と高知県の頭文字をとって、1927年に新高梨と命名されました。平均450?500g 程度の大型品種で、大きなものでは1kg(新生児の頭と同じくらいの大きさ)になります。
 


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