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有機生産者をとりまく状況から有機野菜の活用方法まで、
幅広い話題でコラムを掲載していきます。

「有機農業の日」記念シンポジウム に参加しました。

11月13日に心斎橋で開かれたシンポジウム“いま私が、「オーガニックでつくる」理由”に参加しました。12月8日に制定された「有機農業の日」を記念してのプレイベントです。

 開会の挨拶として「有機農業の日」運動の呼びかけ人である能勢の有機生産者尾?零さんから「有機農業の日」の目指すものについての説明がありました。
 有機農業推進に関する法律(有機農業推進法)が2006年12月8日に制定され、法的にも有機農業を推進していこうという条件が整ったにもかかわらず、10年経った今も有機農産物のシェアは農産物の0.5%にも満たないという現状があります。先ずは「有機農業の日」を制定し、それに向けてイベントやシンポジウムを開いて、一般に有機農業に対する理解を広めていこう、というのが趣旨です。
 今回このシンポジウムには有機農業界のそうそうたるメンバーが集まりました。有機農業を「化学」で論じる第一人者ジャパンバイオファームの小祝政明氏と、あえて有機野菜と言わずとも、山下さんの野菜というだけで付加価値がつく元土佐自然塾塾長の山下一穂氏のプレゼンテーションから始まり、民間稲作研究所の稲葉光國氏、自然農法国際研究開発センターの藤田正雄氏、自然農法の第一人者若葉農園横田光弘氏等、登壇者は有機農業の世界にいると一度は名前を聞いたことのある方々ばかりです。
 
 第2部では自然農法で営農されている生産者(横田光弘氏)と横田氏の畑で研修し伊豆で就農された若手の生産者、自然農法をサポートする技術者である藤田正雄氏の3名による「持続可能のつくり方提案」というテーマの分科会に参加しました。「自然農法」は無農薬・無堆肥での生産を行う農法です。当然生産量は慣行農法や有機農法と比較して少なく、この農法で生活するのは大変厳しいと言えます。そんな中横田さんのように収益を上げている自然農法の生産者もいらっしゃいます。7ヘクタールの畑を社員4名、研修員12名、パート3名でされているとの事ですが、年間6千万円の売り上げがあるそうです。ほとんどの野菜の種を自家採取でされており、種の品質が収穫や品質をほとんど決めてしまうので、種の選別にかなりのエネルギーをかけるようです。慣行農業でされている方も、トマトならトマト栽培のエキスパートがいるので、そういった方からも謙虚に学ぶ姿勢が大切とお話されていました。
しかしこれだけのメンバーをそろえておきながら、各々のプレゼンターの持ち時間はわずか15分ずつ。分科会等を含めて正味3時間のシンポジウムでしたが、あまりにも短いというか、もったいないというか。本来このメンバーなら1~2名だけでこなせる時間だと思います。豪華といえば豪華な時間でしたが、ちょっと消化不良気味の3時間となりました。
 


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