ホーム > オーガニックライフを楽しむ > 有機コラム >新じゃがの収穫が始まります 2012年の状況は?

有機生産者をとりまく状況から有機野菜の活用方法まで、
幅広い話題でコラムを掲載していきます。

新じゃがの収穫が始まります 2012年の状況は?

じゃがいもの大敵 そうか病が発生

鹿児島産の新じゃがの収穫がまもなく始まります! 今年の状況としてはそうか病の発生があるということで心配されています。そうか病とは、じゃがいもの表面が異常になる病気で、黄土色のかさぶたができて盛り上がったり、丸くクレーターの様にえぐれたりします。味に変わりはありませんが、見た目が悪く売り物になりません。
症状のきついじゃがいも」のサンプルを1箱送って頂きましたが、写真のような状態でした。(仮に出荷するとすれば、B品質になります)


 


見た目が悪く、少し余計な手間がかかりますが、食べられます。

気になるかさぶた部分ですが、皮をピーラーで1回剥くと少し残りました。さらに2度ピーラーで剥くと綺麗になり、その跡も判らないぐらいになりました。かさぶたは、じゃがいもの皮がかさぶた状に成長したものですので、剥いてしまえば問題ありません。食味などに影響の無いことが判っています。


センターでの入荷予定

今年は、4月17日の週からお届け予定です。

 

寒い時期に植えた種芋ほどそうか病の影響が大きかったということで、出荷始めはそうか病の影響が大きい恐れがあります。見た目が悪い場合は恐縮ですが、少し厚めに皮を剥いてお召し上がり下さい。

★上の写真は特にあばたの多いものを選んで送って頂きました。実際にはもっとあばたの少ないものを選んでお届けの予定です。(写真のものはB品質に相当します)

★後の方に出荷されてくるじゃがいもほどそうか病の程度が軽くなっていく見込みです。よろしくお願いします。


そうか病の原因

そうか病の病原菌が出した植物毒素に抵抗しようと、ジャガイモが自身で「かさぶた」の様な組織を形成します。それがそうか病と言われる状態です。(そうか病の状態と原因菌は複数ありますが詳しいことが判明していないとも言われています)かさぶたのところは、下の組織に影響を与えておらず、普通に食べる事ができ、また食べても問題はありません。重度のかさぶたに覆われるとじゃがいもの状態が悪くなって栄養価が落ちる場合があります。ただ、ご覧の通り、見た目が非常に悪くなるため、そうか病にかかったじゃがいもは、一般市場では価値がないとされます。

 

そうか病の発生原因となるのはStreptomyces属の放線菌。一般に、放線菌は、土作りに必要な有用菌と認識されていますが、中にはそうか病を引き起こす放線菌も居ます。土壌のpHが高く(アルカリ性に)しないように管理する、すきこんだ有機物が分解しきれずにたくさん残ると発生しやすいので注意するなど、農家さんもその対策にはかなり気を遣っています。


関連するページ


一覧に戻る



メールでのお問い合わせ
ページトップへ