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有機生産者をとりまく状況から有機野菜の活用方法まで、
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2011年お米事情

2011年の収穫量と台風12号の被害

 今年のお米の取引量と価格を決める為、JA伊賀南部無農薬米生産部会とのミーティングが、9月14日(水曜日)センターの会議室でありました。
 今年は昨年並みかやや豊作ではないかと予想されていたのですが、先日の台風12号による豪雨と暴風により多くの稲が倒れ、最終的な収穫量は予想より1割以上減る可能性があるとのことです。一方価格のほうは東日本大震災と原発事故の影響により逆に1割近く値上がりする見込みです。
 価格の上昇はある程度予想されていたことなのですが、台風の被害は想定外でした。もう1週間台風が来るのが遅れていたら、刈り取りが終わった後だったとのことで、被害はほとんど無かっただろうとの事です。ただ一方で、もう1週間来るのが早かったら、未成長のまま倒壊したものを収穫しなければならず、被害はもっと大きかっただろうとの事です。


有機米の今後

 また今回の話し合いの中で、生産者の高齢化や後継者不足のことも話題となりました。伊賀南部(旧青山町)でも有機栽培をやめる人が後を絶たず、まともに数量を供給できるのは今年限りかもしれないと、話されていました。有機栽培自体の困難さもさることながら、有機JASの認証更新の為の金銭的負担や栽培記録等の書類管理の煩雑さ、また年に1回ある検査への準備や精神的プレッシャー等が、年齢を重ねるごとに負担となってきて、有機JAS認証取得を継続していく人は、間違いなく減っていくだろうとの事です。ただ栽培方法自体は有機栽培の手法を引き続き行っていくことを約束して頂きましたので、安全性や味は今までどおりお約束できると考えています。


安心安全と有機JAS認証

 今回生産者のお話を聞いていて実感したのは、有機JAS認証制度と言うのは生産者のための制度というより、消費者のための制度という側面が大きいと言うことです。一種のお墨付きである有機JASマークが付いていれば、消費者はとりあえず安心して商品を購入できますが、そのマークを取得する為の生産者の苦労は、普段我々はうかがい知ることが出来ません。
 有機JAS認証が無くても、生産者がしっかりと情報を開示し、センターとしても消費者の方への説明責任をちゃんと果して行けるのであれば、消費者と生産者の双方が納得できる流通のあり方を、示していけるのではないかと考えています。
 来年度からは有機JASマークのついたお米の取扱い量は減っていく可能性がありますが、消費者の方に対して、今まで以上の安心安全を保障できるセンターでありたいと思っています。

 

センター・村上祥隆


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