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有機生産者をとりまく状況から有機野菜の活用方法まで、
幅広い話題でコラムを掲載していきます。

有機の柑橘はがんばり屋さん

有機の柑橘は、果物自身もがんばっているんです。

 有機の柑橘類については、会員の皆さまから毎年なんらかのご質問やご意見をいただきます。どういった内容かといえば、『表面が汚いし、しなびてるようだけど古いのでは?』『アザやキズのようなものがあるんだけど・・・』といった具合。
 先日、愛農柑橘生産者のひとりである池田文雄さんがセンターに来られたので、ちょうど出荷をしているハッサクについて話を伺いました。
 たとえばキズのようなものは、幼果のころ風で葉っぱや枝とこすれて傷ついた跡なのですが、「ダイセン」という農薬を使えばキズはできません。

 

   

有機栽培八朔のキズ(左)と黒点病(右)

 

 表面が黒い細かい点で覆われている黒点病も農薬をかければ防げる病気です。アザに見えるものは寒さによる表面焼けで中身は問題ありません。
 お話しを聞くと「あー、そうなんだ」と納得、そんな過酷な自然環境の中でようやく実った果物たちなんだと、かわいく大事に思えます。センターはそんな情報を消費者の皆さまに充分お伝えしていなかったなぁと反省しました。
 またハッサクは寒さによって実が傷んだり木から落ちてしまうのを防ぐために、12月に収穫して皆さまから注文を受けて出荷するまで貯蔵します。熟成して甘味が増す利点もありますが、収穫から時間がたてばたつほど表面の水分が蒸発してしなびたりします。また暑くなってから食べたいと思う果物なので、1月から2月はほとんど注文がない状態が続き、腐りが発生します。毎年、収穫量の1/2から1/3ほどは廃棄することが多いそうです。それも収穫前に防腐剤を使っていないからなんです。


(センター・杉本)


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