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有機生産者をとりまく状況から有機野菜の活用方法まで、
幅広い話題でコラムを掲載していきます。

鳥インフルエンザ対策

鳥インフルエンザが流行!

 今、国内で、鳥インフルエンザが非常にはやっています。愛農の鶏生産者の皆さんの現状、対策についてを教えて頂きました。

大阪愛農食品センターで取り扱っている卵とその生産者
無精卵
 ・原養鶏場 原立美さん(岐阜県)
・西井ファーム 西井一雄さん(和歌山県)
有精卵
 ・堀田聖さん(大阪府)
・広島東城愛農(広島県) ※ケージ卵も

 原養鶏場では、鶏舎に続く道は通行止にして部外の出入りをなくし、出入り口では消毒用に石灰散布を行っています。また網目の細かい防鳥ネットを張りめぐらせ野鳥の侵入を防いでいます。鶏舎には、専用の作業服と長ぐつを用意し、作業の際には着替えと履き替えをしています。その他、保健衛生所に毎週、死亡羽数、鶏の健康観察等を報告しています。
 西井養鶏場では、同じく、防鳥ネットを張りめぐらせ、石灰を周辺にまき、集卵の時は鶏舎専用の服装と長靴に着替えています。集卵は1日に3回ほどあり、毎回ネットをくぐりぬけ、着替えるのが大変だそうです。
 堀田聖さんの養鶏場でも、出入の際の手足の消毒、鶏舎専用の作業服、手袋、長ぐつに着替え、周辺に消石灰を散布し、防鳥ネットを張り、毎日点検を欠かさないなど対策を立てています。
 広島東城愛農では、鶏舎・農場周辺の消石灰散布を定期的に行い、鶏舎扉をこまめに閉め、侵入を防止する等の対策を行い、飲用水や飼料の衛生管理なども行っています。


生産者各自が「これ以上にない万全の対策をしています。もし感染してしまったら、運がないとしか言いようがない」という状態で防衛をしています。

センター・塩路


原養鶏場での対策

高病原性鳥インフルエンザ防疫
 

消毒
・出入口で車の消毒     ・出入口の石灰散布
・鶏舎の出入口で消毒(消毒槽で)


侵入防止
・防鳥ネットによる野鳥の侵入防止
・野生動物をネットによる侵入防止
 

出入り制限
・部外者の出入り禁止     ・立入禁止のカンバン設置
・鶏舎に行く道の通行止め(チェーンと錠前)
 

鶏舎専用
・作業服、長ぐつは専用で他では使用しない
・鶏舎で作業服長ぐつをはきかえる
 

保健衛生所
・死亡羽数の報告(毎週)     ・鶏の健康観察と報告
 

その他考えられることをそのつどやっています。

 

(2011年2月2日 原 立美)


西井ファームでの対策

我が家では鶏舎の金網の上に、更にネットを張り巡らしています。石灰を周辺に播き、集卵の時は、服装と長靴を変えています。平飼い養鶏の集卵は、一日に3回ほど鶏舎に入らなければなりません。その都度服装、長靴を変え、ネットをくぐりながら入るのが本当に大変です。
 ある程度の覚悟をして鶏舎に行くたび、異常がないことを確認すると、胸をなでおろす毎日が続いています。

 

西井ファームの鶏舎

 

 

(2011年2月6日 西井一雄)


堀田聖さんの対策

いつも「聖の平飼い有精卵」を食べていただき本当にありがとうございます。国内で高病原性鳥インフルエンザが続発しています。わが家でもニュースを聞くたびに冷々しながらも心を引き締めて、消毒、防鳥ネットの点検、修理、鶏さんの健康チェックにつとめています。
・わが家の鳥インフルエンザ対策
・鶏舎専用の長靴、手ぶくろ、上着を用意し、鶏舎の作業時に着がえる
・鶏舎出入りの際の手足の消毒
・鶏舎周りに消石灰の散布
・ほとんどの作業を1人で行うことで、人がウィルスを持ち込む確率を最小限にする
・鶏の健康チェック。約2000羽の少数飼育なので1羽1羽の異変のチェックが容易。異変があれば家畜保健衛生所に通報する
・防鳥ネットの点検修理

堀田聖さんの鶏舎

 

 

 (2011年2月12日 堀田聖)


広島東城愛農・東城愛農有機野菜の里での対策

東城町に於ける高病原性鳥インフルエンザ(HPAI,H5N1)の防疫対策


 今年になって再び山口県に鳥インフルエンザが発生し、とても嫌な思いと緊張の日々が続いています。当然ですが国も県も市もこの問題については殊の外真剣に取り組んでいます。わが家のように小羽数の養鶏など問題外と考えやすいのですが、小規模だからと言って油断はできません。これは生産者が一番良く分かっています。万一自分の養鶏場から発生するようなことがあればオールアウト(全羽数殺処分)ですから、経済的にも精神的にも大変です。
 かたや家畜保健所衛生所も真剣そのものです。万が一管内で発生すれば、それは想像を絶する大騒動になるため、必ず月2回は3‐4人で巡回して血液採取し検査を繰り返し実施しています。又マニュアル通りに行われているか飼養衛生管理チェック表にことごとくチェックを入れます。そのように厳しい指導が続いているので対応はとても大変ですが・・・指導通りにやっていればそれなりにすこしは安心感もあります。何はともあれ日頃から開放鶏舎(防鳥ネットは完全に張り巡らせてある)で密飼いを避け、健康度合いの高い養鶏を行うことが大切です。その点では巡回される家畜保健衛生所の皆さん異口同音に、ここの鶏は随分健康な鶏だと賞賛して帰られます。
 いずこも同じですが度々消石灰を撒き真っ白です(今は雪で真っ白)。この地方は住み着いた野鳥はたくさんいますが、渡り鳥は皆無で少し安心です。以上簡単ですが防疫対策の現状報告とさせて頂きます。

 

東城愛農有機野菜の里・ケージ卵生産者の鶏舎

代表・瀬尾さんご夫妻

(2011年2月15日 東城愛農有機野菜の里 代表 瀬尾千代)


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