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有機生産者をとりまく状況から有機野菜の活用方法まで、
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オーガニック資材から農薬検出?

2009年7月のTV報道から

あるニュース番組の特集を見た会員さまからお問い合わせをいただきました。その特集というのはこういう内容だったそうです。「ニームオイル」という資材から日本では使ってはいけない農薬が検出され、同資材を使ったある生産地の農産物はすべて廃棄処分。1億円もの損害をこうむったそうです。特集では大学教授が「いわゆるオーガニック資材は必ずしも安全というわけではない。農水省が認めている農薬を使ったほうがいい」と言っていたというのです。会員さまからは「愛農の有機野菜は大丈夫ですか?もしスーパーなどで購入する場合、有機野菜や特別栽培農産物よりも慣行栽培の方が安全でしょうか?」という問い合わせをいただいたのです。
ニームオイルというのは東南アジア原産のインドセンダンという樹木から抽出された油で、害虫を追い払う効果があるとして何千年もの昔から使われてきた伝統的な防除資材です。有機農産物の国際規格を決めているコーデックス委員会でも許可資材(有機栽培に使用してもよい)として認められています。しかし日本では農薬としては登録されておらず、ホームセンターなどで「オーガニック資材」というふれこみで100種類以上の商品が販売されているそうです。
ニュースで報道されたケースは特別栽培農産物(減農薬)に使われていたようですが、あまりに効き目があるということで調べたところ、日本では使用が禁止されている農薬アバメクチンが検出されました。ただ、すべてのニームオイルから検出されたわけではなく、日本で販売されている100種類以上もの資材のうちのたった1つ、中国で製造されたものだったとのことでした。どうやら中国で意図的に農薬を添加していたらしいというのです。


愛農の有機野菜は大丈夫?

有機認証を得ている愛農生産者のほぼ全員が、農水省に登録されている認定機関の全国愛農会から有機認定を取得しています。その際、生産に使用する資材はすべて確認をしてもらっています。資材の原材料・製造工程についてJAS規格に照らして念入りに調べ、少しでも不明な点があると「使用しないほうがよい」と連絡をもらいます。このようなチェックを経ていますので、このニュース番組のような問題は、大阪愛農では起こりにくいと考えていただいてよいかと思います。一般に販売されている有機野菜も同様に、認定機関によるチェックがありますから、安全と考えていただいてよいと思います。ただ特別栽培農産物については有機農産物のようなチェック体制がありませんから今回のような問題がふたたび起こらないとはかぎりません。もちろん慣行栽培についても同じことが言えると思います。
(センター有機JAS事務局・杉本)


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