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長野県の古川果樹園の三代目、古川孝美さんに、2010年のりんごの作柄ついてお話を伺いました。
孝美さんは、「日本らしい、はっきりと四季の感じられる気候であれば、心配ごとも減るのになぁ。」とぼやきながら、色々と話してくださいました。
紅玉
今年の夏の暑さと雨の少なさは、りんごをなかなか大きく生長させてくれません。りんごの木が疲弊してしまい、枯れかかっているものもあるそうです。また、強い日差しを受け、日焼け(*)してしまう実が多いのも、悩みの種とのことです。
(*)日焼けをすると、皮が黄色から茶褐色に変色し、ただれたような質感になります。
しかし、乾燥しているため、病気がほとんど発生していないという、良い影響ももたらしてくれました。また、津軽などの早生品種は、グッと気温が上がったおかげで、例年より味がよいです。
先日の台風9号が、久しぶりに雨をもたらしてくれました。古川果樹園のある須坂市付近では、一日中雨が降り続いたそうです。少し安心されたそうですが、全体量としては、まだ水分が不足しているとのことです。
ふじ
秋映・ふじ・王林とこれから実ってくる品種は、今後の気候にかかっています。秋らしい気温になり、秋雨が十分に降れば、美味しい実をたくさんつけてくれます。ですが、今年は秋が短く、すぐに冬になってしまうという情報を、ニュースなどでよく耳にします。冬が早くやってくると、今度は雪の心配をしなければなりません。雪深くなると、収穫も大変です。
王林