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有機生産者をとりまく状況から有機野菜の活用方法まで、
幅広い話題でコラムを掲載していきます。

【塔原つうしん】今夏の悲しい異変とうれしい異変

今夏の異変・その一

 「直子、はび(まむし)後ろおるやろ!!」朝の慌てているとき父が言ったひとこと(~_~;)に振り向くと、細い竹に串刺しにされた肉片。私はへびが何よりも嫌いなのだが、そのまむしは皮を剥がれて乾かされていたのでさほど驚かなかった次第。「新山にもおったし、今年はこれで2匹目」と父。その数日後も藤原勝さんの田んぼで泳いでいたらしい。今年は全国的に降雨量の多い梅雨空が長く続いたので、高温でじめじめした所が大好きなまむしがたくさん出没しているらしい。勘弁してほしい私(+_+)。


今夏の異変 その二

 アライグマ多数出没。いつものことだが、塔原でとうもろこしやすいかを作ると被害に遭ってしまう。収穫適期の朝にほとんどを食べられた生産者もいる。捕獲数は数日で6匹!?昨日は我が家のハウストマトも少しかじられていた。
 その他、露地栽培のトマトはオレンジ色に色づく手前でからすにつつかれ、プチトマトはつつき落とされ食べられている。花をヒヨドリに食べられた生産者は、どうやって防除しようか頭をかかえ、私のトマト畑は防鳥ネットにリボン、側面には使い古しのマルチがはためき、まるで要塞のよう。それでも、風にマルチが翻ったときに進入し、せっせとトマトをついばむ奴らにはマケラレナイ!「毎日、戦争やね」と声をかけあうぐらい、今年の収穫物は極端に少ない。


今夏の異変 その三

オクラとにが瓜に実がつかない(泣)。発芽までは例年とあまり変わらなかったのに、その後の長雨と日照不足で生育が大幅に遅れ、梅雨明けの酷暑に順調に生育できずに着果数が少ない。同じように成長が狂ってしまったようなモロヘイヤやえんさい、つるむらさき。三度豆とモロッコ豆は今シーズンは幻になりつつある。

 

 モロヘイヤ

 

ツルムラサキ 


今夏のうれしい異変 

いつもなら晩春にモンシロチョウに全滅させられる夏キャベツが、あの頃の長雨に飛べずにいたのか食害されておらず、こんな高温でも健気に結球している。遅く植えたブロッコリーも畑の草を分けて見てみると、立派に収穫できるまで大きくなっていたと、智ちゃん(秀和くんの奥様)が喜んでいた。ただ、出荷を見込まず試しに植える作柄なので、皆様にお届けできる数ないのが残念ですが・・・。そして、クーラーのない我が家の子供たちはきゅうり、トマト、モロヘイヤにおくら、いつも以上に夏野菜をたくさん食べてくれる(^^♪。これがこの夏一番の収穫だったりする。
 


気持ちを切り替えて、冬野菜へ!

 さて、夏は日照時間が長く、気温も高いので野菜も収穫量が多く、栽培期間も長くて安定した収入が期待できる格別な季節なのだが、以前お知らせしたピーマン全滅の生産者、そうめん瓜全滅の生産者、うまいな、おくら、にが瓜が思うようにスタートできなかった生産者、どこを見渡してもネガティブモード(~o~)。「今度、産まれ変わったら絶対百姓だけにはならん」と吐き捨てる生産者もいるくらいだ。今夏は愛農ノアだけでなく、全国的に生産者にとって厳しい年で、それが季候の異変で起こっているだけに、どこにも言っていく所がないのが現状。それでも、暑くなればそれなりにたくさん収穫され始めるのだが、その時期が丁度注文の減る盆休み以降になりそうである(*_*;。あーあ!

 

 枯れてしまったピーマン

 

 

 あまり深刻に悩まないで、冬野菜を植える畑の準備を、夏休みでヒマしている息子に手伝ってもらって早めにしようっと。

 

塔原生産者・堀田直子(2010年8月4日)


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