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【あいのう料理教室】マクロビオティックと民族の伝統食、郷土食

マクロビオティックは特別な料理ではない

 マクロビオティックと言えば何か特別な料理であると考えがちですが、そうではありません。身土不二(今で言う地産地消のようなもの)の原則とか一物全体食、アク抜きをしない、不必要な茹でこぼしをしない、砂糖を食べない、或いは控えるなど他にも重要な原則というものがあります。そういったことは民族の伝統食、郷土食などで伝えられてきたものもあるわけですし、伝統食、郷土食を無視したマクロビオティックは存在しないと思います。世界各国各地域に多数の民族が暮らしていますが、それぞれ固有の暮らし方があり、他の民族と違いが生まれてくる次第です。


 過去に於いては食糧の確保と貯蔵が大きな問題で、どこの国でも神経を使ってきたことです。身土不二と言っても交通機関の発達していない時代は、必然的に身土不二になっていたのです。どんなに玄米がいいといっても、玄米のないところでは玄米が炊けません。あるものでしか食事は作れないのです。そう遠くない時代の食生活を思い出してみてください。それが地域における伝統的な食であったはずです。今の時代に伝統食とか郷土食といっても、モデルがほとんど存在しないといっても過言ではない状況です。料理教室はそのようなことをお伝えしなければならないのですが、これからの課題です。


「ばっかり食」が当たり前

 身土不二と一言で言いますが、気候と食べ物は大変重要なテーマです。その地域の気候では栽培できないものもありますし、その地域の気候風土から判断しなければなりません。野菜で言えば普通に露地栽培でできるもの、旬のものをいただくことが前提となるのです。ばっかり食とよく言われますが、ばっかり食が当たり前なのです。今現在その地域ではそれしかできないのですから、当然そればっかり食べなければならないのです。現在はどこにでも、季節とかに関係なく豊富に食べ物が並べられ販売されていますから、目移りもしますし食べてみたくなるのです。


季節と食、旬とは

 季節感がなくなり、何が旬のものかわからないとはよく聞くことです。例えば夏は気候的には強い陽です。陽の中では陰のものが育ちやすいのです。暑さに負けないもの、冷やす力の強いものが育ちます。作物では蔓になって上に伸びるもの、土の上で横にはうもの、土の中で横に伸びるものなどです。茎の中が空洞であったり暑さに耐えられるものしか成長しないものなのです。茄子、胡瓜、トマトなど典型的な夏野菜です。胡瓜でよく言われるのは、陰性の度合が胡瓜1本と水1升が同じであるというように、暑さに対して強く、夏バテ防止には1日1本の胡瓜を食べればよいと言われる訳です。仮に逆のもの、夏に体を温める作用のあるものを食べると違和感を覚えます。夏は体を冷やし暑さから守られるものが必要となるのです。
 ただ身体が冷える体質であるとか、弱いところがあるとか、人それぞれ個体差がありますので、食養の立場からはそれなりに考え対処しなくてはなりません。
 

(センター・槇本)


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