ホーム > オーガニックライフを楽しむ > 有機コラム >今さら聞けない? オーガニック ギョーカイ用語の基礎知識

有機生産者をとりまく状況から有機野菜の活用方法まで、
幅広い話題でコラムを掲載していきます。

今さら聞けない? オーガニック ギョーカイ用語の基礎知識

大阪愛農食品センターの会員様にお届けするウィークリー注文カタログと共に
月2回発行している「ウィークリーおまけ冊子」。

 

オーガニック食品はもちろん有機生産者訪問レポートなど
様々なテーマに基づき弊社スタッフが執筆し連載しています。
その中の人気連載
「今さら聞けない? オーガニック ギョーカイ用語の基礎知識」

 

今回のお題は我々のギョーカイでいたく評判の悪いアメリカのバイオ化学企業「モンサント」社です。
モンサント社は世界の遺伝子組み換え(GM)種子の90%という圧倒的なシェアをもち、蔓延するGM作物の元凶とされています。同社の除草剤に耐性のあるGM作物を販売して、セットで購入させる強引な販売方法も非難の対象となっています。

 また、モンサントは自社のGM作物を、意図せずに使用した農家さえも訴訟の対象としており、これがまた悪評を高めています。たとえばオーガニックや自家採取で作物を栽培している農家の圃場に、近隣の農家から風等で運ばれてきたGM種子が成長して、非遺伝子組み換えの品種と交配してしまった場合、無断でGM作物を栽培したとして、その生産者を訴える裁判を数多く起こしています。どう考えても被害者は遺伝子組み換え植物に汚染された生産者の方なのですが、アメリカの場合、この類の訴訟でモンサント側が勝利することが多いようです。裁判や和解金で多くの賠償金を得ており、訴訟を重要なビジネスのひとつとして位置付けている様な同社の姿勢には、企業倫理的にも問題があります。 日本の厚生省に相当するFDA(アメリカ食品医薬品局)には元モンサント副社長が上級顧問として任命されたり、また、FDAの出身者がモンサントの役員になるなど、露骨な癒着ぶりを呈しています。アメリカは食糧政策を外交上の手段のひとつとして位置付けており、GM作物はその食糧政策に対して重要な役割を担っているため、アメリカ当局にとってはその癒着ぶりに違和感はありません。しかし安全性がはっきりと確認されていないGM作物を、国策として推進するアメリカの姿勢には怒りを覚えずにはおれません。

 

お勧め映画「モンサントの不自然な食べ物」2008年フランス・カナダ・ドイツ合作

  モンサントの遺伝子組み換え作物が政治的圧力で認可されていく過程を、政府文書や公聴会記録などの客観的データによって明らかにしていきます。

 

お勧め図書 「食の戦争」鈴木宣弘 2013年 文芸春秋

直接モンサントを取り上げた本ではありませんが、アメリカの食糧政策が戦後日本にどのように影響していったかと言いう事と、モンサントの遺伝子組み換え作物がアメリカの食糧政策にどのようにかかわっているかという事がわかりやすく書かれています。

 

営業促進部 村上


 
 


一覧に戻る



メールでのお問い合わせ
ページトップへ