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愛農会70周年記念 報告レポート

 「全国愛農会」が2016年で70周年を迎えることを記念し、愛農会本部がある三重県伊賀市にて愛農会70周年記念行事「千年続く村づくり?それでも私たちは種をまく?」が開催されました。日程は3月12日?13日の2日間にわたって開催されていたのですが、私は3月12日の初日のみの参加となりました。この行事では「あいのうシンポジウム」と「あいのうフェス」の2つに分かれていて、会場の方はあいのうシンポジウムが青山ホール、あいのうフェスが愛農高校となっていました。

 まず、あいのうフェスが開催された愛農高校では、マルシェや料理教室、学園ツアー等といった催し物が行われ、センターもマルシェの出展者としてブースを設けていました。

当日は20個程度のブースが出ていて愛農高校や愛農流通センター様、ハラペコあおむし様、月ヶ瀬健康茶園様といった当社と馴染みのある方々が出店していたほかに、鎌倉市にあるスパイスのメーカーの方、津市で乳牛牧場を経営している方と鈴鹿市で木材屋を経営している方がコラボしてピザ屋を出店していたりと多種多様で非常に楽しかったです。

 特にこのピザ屋がとてもおもしろくて、ピザを焼くピザ窯がネコの形をしていたのです。誰が作ったのかたずねたところこの木材屋の方が自分で作っているとのことで、お願いすれば作り方の指導もしていただけるとのことなので、機会があれば塔原のノア畑にこのピザ窯を設けてピザパーティをできたら素敵だなと思いました。ちなみに乳牛牧場の方もピザ窯を作られたようで、形はネコではなくトリの形をしたピザ窯を作られたそうです。

 次に、あいのうシンポジウムが開催された青山ホールでは「千年続く村づくり」というのをテーマに基調講演と分科会が行われました。基調講演ではユニバーサルデザイン総合研究所所長の赤池学氏と農民作家の山下惣一氏がそれぞれ一講演ずつ壇上に立ってお話をされていました。12時30分から開催された基調講演なのですが、時間の都合上13時頃からの出席となってしまい残念ながら赤池先生の講演はほとんど聞けなかったのですが、その後の山下先生の講演は始めから聞くことができました。

 山下先生が考える「千年続く村づくり」として、結論から述べると現在国際連合でも推進されている家族農業、いわゆる小規模農業の実践ということになります。そして家族農業を世界の中心の農業とする為には地産地消の道を進むべきといった内容の講演でした。

 この講演の中で特に印象に残った話として百姓と農業の違いというのを述べられており、百姓は「暮らし」であり農業は「労働」であるとのこと。また百姓には「自分の食い口は自分で作る」、「誰にも命令されない」、「金と時間に縛られない」、「他人の労働に寄生されない」、「自立する」といった5つの定義があると提唱されており、私には持っていなかった考えであったので非常に勉強になりました。

 分科会では「千年続く村づくり」のテーマをさらに細かくし、「愛農運動」、「教育」、「経営」、「流通」、「国際」、「暮らし」、「村づくり」の7つのジャンルに分かれてグループディスカッション形式で話し合うこととなり、今回私は愛農運動の分科会へ参加し「愛農の魅力とは何なのか」をテーマに話し合いました。参加者は16名で、愛農会理事であり生産者の堀田新吾をはじめ、生産者の井上正雄さんや愛農会メンバー、愛農高校卒業生などといった愛農会に関係の深い方々がほとんどで、まだまだ愛農歴の浅い私としては皆様から愛農のことを教えていただくという場になりました。

 まず、個々が考える愛農運動について話し合いが行われ皆様の意見を集約した結果、運動とは「人づくり、仲間づくり」であり「農業」を通して「世界平和」を考える運動であるということが皆様の共通意識としてあることが分かりました。そして愛農では、同じ考えの人々が出会え、農業という愛の実践ができるという魅力があるということで話がまとまりました。そしてなによりも愛農会創設者小谷先生の言う「農業者たる前に人間たれ」の精神を大切にし、愛の実践に勤めていくのが愛農であるということを今回の分科会で学ぶことができました。

 社名に愛農の文字が入っていることもあり日頃から愛農という言葉は口にしていましたが、このように愛農について考えるという機会が今まであまりなかったので、今回のあいのうフェスとあいのうシンポジウムは私にとって愛農を考える良い機会になりました。

営業推進部 廣道


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