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2010年蜂蜜事情

ミツバチの減少と異常気象のダブルパンチ!

昨年あたりから、世界的にミツバチが減少しているといわれています。それに加えて、今年の異常気象の影響で、花が咲かない、蜂が育たない・飛ばないと、養蜂業界は大打撃を受けています。

 

大阪愛農食品センターで取り扱っている蜂蜜も、今年は入荷数が少なく、ご注文いただいた方全員にお届けすることが出来ずに、ご迷惑をおかけしています。


あいのう樹木熟成蜜:平岡養蜂園

平岡養蜂園より、今年の樹木熟成蜜についての報告がありました。

「先にご注文頂きました熟成蜜の件ですが、ご注文数量の納品が困難な状態になりました。
理由としては、昨年夏以来、ミツバチが居なくなる現象が当地にも確認され、ミツバチが消滅し巣箱の数は例年の半数になりました。そんな理由で、いろいろ検討をしましたが、ミツバチの巣箱が例年の半分でもご注文頂いた量は採蜜出来ると判断して、熟成蜜の案内書を発送致しました。検討していたため案内書の発送が遅くなり大変ご迷惑をかけ申し訳ありませんでした。
もう一つの理由は早春からの異常気象で、2月や3月に気温が20度を越え4月中下旬並みの気温が度々あり、ミツバチは育児圏を広げていたのですが、その反動か4月中旬には真冬並みの気温が10日も15日も続き、寒さでミツバチ自体が温度を保つため蜂球をつくり、蜂球の外になった育児中の蜂児は死んでしまい、5月になってもミツバチの数は一向に増えてこない状態です。
さらには4月の真冬並の気温の反動で5月には30度近い気温に度々見舞われ、花は例年の時期に咲き、ミツバチの出来が間に合わない現状です。このような状態では花が咲いても、巣箱には蜜が貯まりません。
ミツバチを飼って50年、こんなWパンチは初めてです。ミツバチがいなくなる現象は全国的な傾向で、ヨーロッパにも波及していると聞いています。確定は採蜜が終わらないと分かりませんが、大変心苦しく申し訳ございませんが、納品はご注文頂いた数量の半分程度にお願いしたいと思います。
貴社にも予定計画もあることと思いますが、以上の事情ご理解下さいまして、宜しくお願い致します。

5月27日 平岡養蜂園 平岡恭一」


あいのうミカン蜜・百花蜜:西井ファーム

和歌山県の愛農生産者・西井ファームの蜂蜜は、西井一雄さんのお父さんの保雄さんが大切に飼育している蜂が、西井ファームのみかん畑を飛び回って集めたものです。今年は、採取量が少なく、より貴重なものとなりました。

 

■寒さで花が咲かない!

今年は、みかんの花が咲く5月中旬に気温が上がらなかったため、花があまり咲かず、咲いても蜜の量が少なかったそうです。例年なら、花の時期にみかん畑のそばを車で通りかかっただけでも、ぷ?んと強い花の香りが漂ってくるのに、今年はほとんど香りを感じなかったとのこと。また、暖かくならないため蜂が活発に飛び回らず、集めてくる蜜の量も少なかったそうです。
 

■降り続く雨…

みかんの花が終わり百花蜜を集める時期になると、気温は上がったのですが、雨が良く降るようになり、蜂が飛びたくても飛べない日々が続きました。保雄さんが「長いこと蜂を飼ってきたけど、こんな年は初めてや!」と嘆かれていたそうです。

■瓶詰めに助っ人

瓶詰めを担当していたお母さんの歌子さんが、昨年の12月にお亡くなりになりました。「今年はどうしよう…」と悩まれていたところ、一雄さんの妹の小百合さんがお手伝いに来てくださったそうです。「妹が手伝ってくれたんです。」と話す一雄さんの声が、心なしかうれしそうでした。心強い助っ人のおかげで、今年も西井ファームの蜂蜜を会員の皆様にお届けでき、センターとしても喜ばしい限りです。

 

 


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