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有機生産者をとりまく状況から有機野菜の活用方法まで、
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「オーガニックを食べる側の覚悟」

「農薬を散布せず作るお米を食べることはお客さんにも覚悟が必要なんです。」

 農薬を使用しないお米には当然虫がつきます。収穫からお客様のもとへお届けするまでは、極力、虫の発生を防ぐ方法をとっています。ですがお届け後の虫の発生に関して、お困りの声を聞くことも度々あります。

以下は三重県伊賀市の有機米生産者様からのメッセージをお届けします。

「昔と違ってお米の虫『ノシメマダラメイガ』は年に4回?5回発生します。田んぼのどこでも飛んでいて卵は何万個と稲に産み付けます。米の袋には虫の卵は必ず入っています。冬の寒いときには卵や幼虫・さなぎは成長を止めて休眠し、虫は発生しませんが、気温が20度を超えると必ず発生します。昨年は4月には気温が20度を超え、その上とても夏が暑かったので、蛾が何度も発生しました。大阪愛農さんへお届けしているお米は収穫して伊賀市から出荷するまでは伊賀南部農協の冷蔵庫で保存しているので蛾は発生していません。その後、米屋で精米し、大阪愛農さんは20℃以下の倉庫で保存し、冷蔵車で会員様にお届けしてくれています。お届けされて夏の暑い日に玄関に置くと、その時点で多分虫は成長を始めています。ですから、大阪愛農さんは袋をちゃんと見せて、虫は出てませんね、とお伝えしてお米を渡すべきです。そして会員さんはその袋から早く出して、冷蔵庫にしまってしまうのが1番良いです。昨年のように暑さが続くなら、たくさん1度に購入せず、5キロずつ購入し、2Lペットボトルに入れかえて冷蔵庫保存していただきたいです。

農薬を散布せず作っているお米を食べるということは購入するお客さんにもそういう覚悟が必要なんです。農薬を散布せずに米を作るという苦労は、並大抵の苦労では無いです。1回だけでも散布するとものすごく農家は楽になるのです。これだけ地球が温暖化すると虫は元気になります。昔は冬に見かけなかったノシメマダラメイガが冬に家の中でうろうろしてることだってあるのです。1週間も袋を開けず、虫をわかして産地や大阪愛農さんにクレームを出すというのは私はどんなもんかと思います。」

というメッセージを生産者様からいただきました。

センターは虫米の対応にとても困ります。特に予約米以外の臨時米は精米を一括に行い、精米後3ヶ月経っていたりするので、クレームが多く、返品が出た場合持って行き所がなく、開封されていなければセンターで虫を処理し、社員の給食にして食べます(もちろん社員はお金を払います)。開封されておられる場合は廃棄します。

生産者様の苦労の塊の大切なお米です。
「オーガニックを食べる側の覚悟」をセンタースタッフは持っています。自然界の虫です。オーガニックの米を食べて育った虫です。虫がいたから捨てることはできません。弊社の特別栽培米(数回農薬を散布している)は1回も虫米のクレームがないです。オーガニックの米との違いは歴然としています。



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