ホーム > オーガニックライフを楽しむ > 有機コラム >池田さん(岸和田)の たけのこ水煮作業報告

有機生産者をとりまく状況から有機野菜の活用方法まで、
幅広い話題でコラムを掲載していきます。

池田さん(岸和田)の たけのこ水煮作業報告

 みかん、八朔、ネーブルオレンジ、キウイなどをセンターに出荷してくださっているセンター生産者協議会会長の岸和田の池田さんは、生筍も生産されています。4月から5月上旬まで毎日筍堀りと、水煮にする大変な作業をほぼお一人でされています。今シーズンからセンター職員が、交代でお手伝いをさせていただいています。4月16日土曜日、幸島、丸山、増井の女性陣がお手伝いに行って参りました。朝9時にセンターに集合して出発、途中で道を間違えるハプニングもありましたが、10時前に無事到着、エプロンと長靴に履き替え、池田さんのご自宅の北側の作業場に行きました。真ん中に筍を湯がく大きなステンレスの窯があり、大きな水槽も2つ、筍だらけでした。生筍は掘ってきたら、先端を切り落として、窯で沸騰してから一時間ゆでます。皮をむかずにゆでた方が、皮の保温効果で早く柔らかくなるそうです。そのまま冷ました筍の皮を剥いて大きな水槽で朝・晩二回水を替えてアクが抜けるまで水にさらします。アクが抜けないと一斗缶に入れたあとに膨張してしまうそうです。アクが出た水槽は白く濁っていました。

 その後、包丁で形を整えた筍の穂先を剥き、専用の竹べらや指を使って残っている皮をこそげる作業をします。それから、等級と規格で選別して一斗缶(11kg)に詰めて、又窯で煮沸消毒してから専用の蓋を閉めます。缶の上部には、どのサイズの筍が何個入っているか記載してあります。

 年末特別号や引き売りでお届けしている筍は、この一斗缶の筍を真空パックにした物です。

 私たちは、午前中に前夜に茹でた筍の皮むきと、午後からは缶に詰める前の筍の仕上げ作業をさせていただきました。皮むきは穂先の切れ込みに指を入れて一気に剥きます。サイズは大小さまざまで小さいものは200gから大きなものは多分3kg以上ありました。皮は栄養価が高いので、昔は牛の餌にしていたそうですが、今は牛を飼っている家がなくなったので、山に戻すそうです。竹は筍として食べ、皮は餌になり、竹皮は容器になり、成長した竹は竿や食器や建築資材にもなる優れものだなと思いました。午後からの仕上げ作業は竹べらで残っている皮をそっとこそげていきます。ヘラでとれない皮は指でなぞって落として、土も亀の子たわしでとります。穂先の部分もきれいな姫皮がでるまで剥きます。

 池田さんは、午後から筍堀りに行かれたので、池田さんの奥様と4人で口も手も動かしながら、楽しく作業をさせていただきました。静かな作業場で、顔を上げると、青い空と山と裏庭のお花畑で満開のサンゴハナミズキが目に入り、時々鶯の声も聞こえてきます。あっという間に夕方になり、池田さんも山から帰ってこられたので作業を終了しました。作業も楽しかったですが、生筍が水煮筍になるまでの長い大変な作業工程を勉強できました。

 又、参加させていただきたいです。最後にお忙しい中おもてなし下さった池田さん、奥様ありがとうございました。

会員事業部 受注チーム 増井



一覧に戻る



メールでのお問い合わせ
ページトップへ